『黒い暴動』はギャルdisリスペクト映画

呪怨

映画『黒い暴動』を見ました。

黒ギャルの14年前と今を描いた映画なんだけど、これがもうはっきり言ってクソ!見ようと思ってる人はやめたほうがいいかも。もちろん見るのは自由だけど。映画の好き嫌いって、完全に個人の好みだし、自分の目で確かめるしか方法はないとわたしは思ってるし。自分と真逆の感想を他人が抱くことなんて何十回も経験してる。だから、他人の感想はあてにならない。その前提でよろしくお願いします。


なんで見ようかと思ったかと言うと、ちょうど14年前に高校生で今29歳という設定はまさに自分だし、わたしも黒ギャルが大好きで黒ギャルの美学を本当にかっこいいと思ってているし、HP見たら、監督の黒ギャルリスペクトコメントがすごかった!

なにこれ、見に行くしかないじゃんと見る前から興奮した。

いざ見たら、超絶悲惨な元黒ギャルのアラサー女の物語だった。

ギャル時代に焼いたことによりできたシミを気にし、超絶悲惨な顔をしながらシミ消しクリームを塗る日々。

スタイリストの下積みがつらくて仕事にやる気がなさすぎて態度悪すぎてクビになる事件勃発。

親に孫を見せてあげることが一番の親孝行なのに、わたしはそれもしてあげられない親不孝な娘だと元黒ギャル友達と嘆く夜。

(家族教死ね)

「親孝行」完了してる結婚して子どもを出産した元黒ギャルの友達も「家事と育児は女の仕事だろ。」と言い放つクソみたいなパートナーの男の発言に不満を持ちながらも「全部好き」らしい。

あまりに絶望の淵にいる(と描写されている)元黒ギャル3人が「アラサーなめんな〜〜」と海で叫び「40歳で黒ギャルでビジネス始めようや!」となったのに、資金源は、前働いていたキャバクラの太客から引き出すとのこと。

椅子から転げ落ちそうになったわ。

キャッチコピーが外野なんて空気とか言いながら、社会規範にがんじがらめになり、自己肯定感がマックス低くなってる元黒ギャルアラサー3人組を描くって、監督の頭の中どうなってるの。

最終的には田舎に帰って「お母さん」の手作りご飯を「家族」で食べてほっこり。

ラジオからバンドやってる高校時代の同級生の歌が流れ、「お前は世界で一番きれいだー」とか歌われ、ニヤつく。


はっっっっ!?!?

まずお前呼ばわりすんなし

つーか、お前に一番きれいだとか認めていただかなくて結構ですし!

なに勝手に評価者になってんの?

完全上から目線じゃん

失礼過ぎる


監督はこの作品をリスペクトを込めて作ったと主張していたが、にわかに信じがたい。

ギャルとアラサーに恨みでもあんのかと思った。

例えば財布盗まれたとか個人的な恨みがあるのでは?


上映後にアラサーの描き方が悲惨すぎると監督に言ったけど、取材したのでリアルです。とのこと。

取材ねぇ。

当たり前だけど自分に都合いいものしか見えてないじゃん。

てか、アラサー描写のモデルになったという人を三人あげられたけど、三人の要素が映画に1ミリも反映されてなかったんだけど、どういうこと。


上映後に30分監督に苦情申し上げたけど、リスペクトを込めて作ったって本気で思ってるみたいだった。

自分の中のミソジニーと向き合って欲しいと思った。


何かを貫こうとしたら何かを失うというところも描きたかったらしい。

その何かって、親に孫の顔見せるとか、世間から認められる正規雇用の仕事に就くとか、人格者な異性と結婚することなんですか?

監督はそう考えてるようだけど、そんな貧しい感性で、黒ギャルをネタにしないでほしい。

同じテーマで悲惨な元ギャル男のアラサー男3人で映画にすりゃいいじゃん。

監督は自分の中のミソジニーと向き合ってください。(2回目)


バカにされて不愉快極まりない鑑賞となりました。

映画使って他人の不幸願うんじゃねーよ

これ以上、呪うな!



ねぇねぇ、ギャルから評判がいいって本当?

わたしの元ギャルの友達でこんなに悲壮な人いないよ。

状況が悲惨とかじゃなくて、状況の受け取り方が悲惨というかさ。

てか、ガチの話すると、日サロ行くときは顔にタオル乗せる人が大半で、顔は焼かないよw

そこすげぇ気になった。

シミ消しクリームのCMもミソジニーすごすぎて、ビックリしたぜ!

女の人に恨みがあるのかな。